内視鏡検査室
ご挨拶
2016年の胃癌による死亡者数は男性第2位、女性第4位で総合3位、大腸癌による死亡者数は男性第3位、女性第1位で総合2位といずれも上位に位置しています。いずれも早期発見できれば、内視鏡や腹腔鏡で治療が可能な疾患です。内視鏡は敬遠されがちですが、当院では苦痛の少ない胃カメラや大腸カメラ、大腸CTを安心して受けて頂けます。
熟練した医師による苦痛の少ない検査を心がけています。ご希望がありましたら鎮静下での内視鏡検査も可能です。
検査内容
胃カメラ
検査について
健診は主に鼻から細い内視鏡で行います。 精査や処置、ご希望の場合は経口内視鏡も 使用します。鎮静での胃カメラも可能です。
検査の流れ
外来または健診、人間ドックで予約を取って 頂き、基本的には前日21時から絶食、当日午前中に検査となります。
朝欠食で来院された場合、枠が空いていれば当日 でも検査可能です。
検査前の注意事項
胃の中に食物が残っていると、嘔吐して肺炎を 起こす可能性がありますので、間違えて朝ごはんを 食べてしまった場合は申し出てください。 また、局所麻酔薬を使用しますので、アレルギーのある方はあらかじめスタッフにお伝えください。
実施予定日・受付時間 午前中(月~金)
大腸内視鏡検査
検査について
大腸の中を空っぽにしておしりから内視鏡を入れていきます。直接観察しますので、異常が あった場合は組織をとることができます。 入院の場合はポリープを切除することもできます。
検査の流れ
消化器外来を受診して予約をとっていただきます。空きがあれば翌日から可能です。大腸 ポリープを切除する場合は入院が必要となります。前日は大腸に残りにくい食事を購入して頂 きます。夜から下剤を内服、当日朝から洗腸剤 を飲み、きれいになってからカメラをします。
検査前の注意事項
万が一ですが、大腸癌があると前処置で腸閉 塞を起こすことがあります。検査を受ける前に 腹痛がありましたら早急に受診してください。
実施予定日・受付時間 午後(月~木)
大腸CT検査
検査について
精度は大腸カメラに劣りますが、比較的楽(おしり からガスを入れるので個人差はあります)に大きい 病変を見つけることができるといわれています。また、おなか全体のCTをとるので他の臓器も同時に検査が できます。以前大腸カメラをして辛かった方にはおすすめです。
検査の流れ
消化器内科外来または大腸ドックで予約をして頂きます。検査前日は腸に残りにくい食事と大腸CT用のバリウム製剤を摂取し、夜に下剤を内服し、当日午後から検査となります。お尻からチューブを入れ炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませた状態で2回(場合によっては3回)CTを取ります。放射線の量は落として撮影しますので、以前の注腸検査よりも低被爆に行えると言われています。
検査前の注意事項
バリウム製剤を使用しますのでアレルギーのある 方はご相談下さい。また、下剤による前処置で腹痛 が起こる場合があります。
実施予定日・受付時間 午後(月~金)
内視鏡検査の実績
胃カメラ(経口) | 264件 |
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胃カメラ(経鼻) | 415件 |
大腸カメラ | 289件(うち大腸粘膜切除術(EMR)70件) |
胃瘻造設 | 18件 |
胃瘻交換 | 44件 |
ERCP | 23件 |
※2019年度
連携医療機関様へ(検査予約)
内視鏡検査のご予約は、下記「検査予約システム」ページの手順に沿ってご予約をお願いいたします。