地域周産期母子医療センターについて
地域周産期母子医療センターとは
地域周産期母子医療センターは、産科及び新生児医療を担当する小児科、小児外科、眼科等を備え、高度な周産期医療を行うことができる医療機関として都道府県から認定されるものです。更に高度な周産期医療を提供する医療機関は総合周産期母子医療センターとして認定されています。
現在,愛知県内においては愛知県周産期医療協議会が組織され、総合周産期母子医療センター7カ所(名古屋第一赤十字病院、名古屋大学医学部附属病院、名古屋第二赤十字病院、名古屋市立大学病院、厚生連安城更生病院、豊橋市民病院、藤田医科大学病院)が認定されています。また地域周産期母子医療センターは本学病院を含め13カ所が認定され、二次医療圏に概ね1、2カ所、配置されています。
当院の地域周産期母子医療センターについて
当院は平成26年4月1日,地域周産期母子医療センターとして愛知県から認定を受け、院内出生の児だけではなく医師同乗のもと救急車での新生児搬送受け入れを行っています。現在、NICU 病床6床,GCU病床12床を有し、小児外科、耳鼻科、皮膚科、眼科、整形外科、歯科口腔外科などの各科と協力し、新生児・小児領域の各疾患に対応しております。またその過程で高度医療が必要と判断された場合は大学病院を始め、適切な医療機関への転院を行なっております。
また連携する名古屋第二赤十字病院や名古屋市立大学病院からの状態の安定した児の後方搬送の受け入れも積極的に行っております。
各施設のご紹介
新生児集中管理室(NICU)
治療の必要な赤ちゃんを、院内・外問わず24時間受け入れています。
ほとんどの新生児疾患に対して第2次医療を行える能力と設備を備えています。 重症な疾患については、大学病院などと連携を取り診療しています。
様々な職種のスタッフがチームを汲んで赤ちゃんの健康の回復と健やかな成長のために最善を尽くすように励んでいます。




NICUスタッフより
NICUでは、治療が必要な赤ちゃんをお預かりしています。
赤ちゃんの健康の回復と健やかな成長のため、最善を尽くしています。
GCU
NICU(新生児集中治療室)で急性期の治療を受け、状態が安定してきた児のケアを行う病棟です。
児の全身状態が安定してくると、NICU病棟のとなりのGCU病棟に転棟となります。ここではご家族が退院後不安なく育児ができるように、おむつ交換、授乳、薬の内服、沐浴など児のケアに参加していただきます。また、退院後も医療的ケアが必要な児(在宅酸素、経管栄養など)に対しては児の状態に合わせてご家族への指導をさせていただいています。
産婦人科病棟
当院では、ローリスク妊婦からハイリスク妊婦まで幅広く妊娠・出産・産後まで継続した支援をしています。(不妊治療後の妊娠、高齢初産、切迫早産、双胎、逆子、筋腫合併妊娠、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、前回帝王切開など)
特に、妊娠・出産・産後の時期を安心して過ごしていただくために継続的なサポートを行います。