整形外科
- トップページ
- 整形外科
ご挨拶
整形外科では様々な運動器疾患や外傷による運動器損傷を治療します。まずは障害の原因を精査し、原因除去や投薬などの保存治療を行いますが、保存治療で改善しなければ手術治療も行います。多くの近隣クリニックからの紹介患者にも対応し、地域医療を推進しています。また、当院で治療が難しい整形外科疾患患者では、名古屋大学や近隣の八事日赤などの高次医療機関と連携して診療にあたります。当院の各疾患治療について紹介します。

脊椎疾患
全身麻酔を必要とする腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア手術は麻酔科と協力して、脊椎専門医が低侵襲な脊椎手術を行っています。また高齢患者の圧迫骨折にも対応しています。早期疼痛軽減、早期家庭復帰を希望する患者には早期手術(椎体形成術BKP)を行っています。
関節疾患
当院常勤の関節専門医の他に、名古屋大学股関節班医師の協力を得て、人工関節はもちろん関節鏡を使用した低侵襲な関節疾患治療も行っています。
大腿骨近位部骨折センター
骨粗鬆症を背景に転倒などの軽微な外傷をきっかけに発生する大腿骨近位部骨折(股関節周囲の骨折)に対し、当院は全国有数の診療実績を有しています。同骨折を積極的に受け入れた結果、大腿骨近位部骨折は当院の下肢骨折手術の8割を占めるに至っています。 股関節周囲の骨折はご高齢の方に多く生じるため、手術後のすみやかで良好な機能回復を得るには、患者さんが持つ様々な既往症や合併症に入院早期から適切に対応し、骨折に伴う全身状態の悪化を来さぬようできるだけ早期に手術を実施することが不可欠です。 そのために、救急外来、手術室、病棟との連携および診療科間、他職種間の連携を深め、病院全体で患者さんに向き合うよう努めています。 可能な限り入院後24時間以内に低侵襲かつ確度の高い手術を行い、速やかにリハビリを開始し、他職種が機能回復に関わることで、患者さんが早期に本来の自立した生活へ復帰出来るよう頑張っています。
骨粗鬆症外来
骨粗鬆症の予防および治療を積極的にすすめるために、骨粗鬆症学会認定医2名と看護師・薬剤師・理学療法士・管理栄養士・放射線技師といった多職種のメンバーからなる骨粗鬆症マネージャー5名が中心となって、平成28年8月1日より骨粗鬆症外来を開設しました。骨粗鬆症外来では最新の「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」に準拠しつつ、「いつのまにか骨折」を防ぎ、健康寿命延伸につながるように診療を行っています。 また、毎週月曜日11:30からは週替わりで骨粗鬆症マネージャーが地域の皆様にむけて骨粗鬆症に関連する地域公開ミニレクチャーを聖霊ホール前のスペースで行っています。ぜひご参加ください。
小児疾患
先天性股関節脱臼は現在でも生後数ヶ月以内の股関節検診が必要です。 当院では先天性股関節脱臼の見逃しが無いように、生後1ヶ月時に股関節エコーによる検診を行っています。1ヶ月時に股関節の発達が不十分または脱臼・亜脱臼を認める場合はオムツや抱っこの仕方、むき癖の矯正法などを指導し、2ヶ月時にもう一度股関節エコーを行います。この時点で股関節の形が正常に近づく例が殆どですが、改善の見られない場合は、原則としてリーメンビューゲルという装具による治療を開始します。脱臼の程度が強く装具による整復が得られない場合や装具による整復では合併症として大腿骨頭の変形を生じる恐れがある場合には、入院して牽引療法により時間をかけ愛護的に脱臼を整復します。 その他、筋性斜頸、内反足、成長期に生じる関節痛にも対応しています。心配な方はご相談ください。
リウマチ疾患
関節リウマチ、リウマチ類縁疾患は高齢発症の患者が増加しています。薬物治療の進歩で手術を必要とする患者は減少していますが、投薬などには専門的な知識が必要です。名古屋大学リウマチ班医師の協力を得てリウマチ診療を進めています。
医師紹介
医師氏名 | 職名 | 専門領域 | 資格・専門医 |
---|---|---|---|
安藤 智洋 |
副院長 |
脊椎・脊椎外科 リハビリテーション科 整形外科全般 |
日本整形外科学会 整形外科専門医 |
山田 知史 |
リハビリテーション科部長 |
整形外科全般 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 |
青木 良記 |
整形外科部長 |
多発外傷 骨粗鬆症 整形外科全般 |
日本救急医学会 専門医 日本骨粗鬆症学会 認定医 |
木村 良彦 |
|
整形外科全般 | |
田中 哲司 | 非常勤 | 小児整形外科 リハビリテーション医学 整形外科全般 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 日本リハビリテーション医学会 認定臨床医 |
大澤 郁介 | 非常勤 | 股関節 整形外科全般 | 日本整形外科学会 専門医 |
来田 太平 | 非常勤 |
リウマチ科、関節疾患
|
日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医 |
|